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プロポリスのランク

ブラジル産プロポリスの現実

プロポリスはブラジル産と名が付けば全てが高品質ではないのです。有用性が高いといわれるブラジル産プロポリスでも実際に現地では、等級別に分けて流通されており、品質の格差、値段の開きがかなりあります。

プロポリスの原塊一覧

この6枚の写真はブラジル産でも特に有用性が高いといわれているミナス・ジェライス州産の実際に流通しているユーカリ・アレクリン系(緑系)プロポリス原塊の写真です。


消費者には知られていない6段階の等級

1番目のプロポリスは、プロポリスを採取する際、最後に残った削りカス等を集めたようなものでオガクズのように乾燥しており、有用成分の含有がほとんど期待できず、実際に良い結果があまり見られていない。

Eランクのプロポリス原塊.1

2、3番目のプロポリスは、一般的なユーカリ由来のプロポリスで、幅広く健康食品業者等に採用されている。

Dランクのプロポリス原塊.2 Cランクのプロポリス原塊.3

4、5番目の写真は、アレクリンの含有が多い高品質なプロポリスです。優良といわれるプロポリス業者は、4、5番目クラスのプロポリスを採用していると考えられます。

Bランクのプロポリス原塊.4 Aランクのプロポリス原塊.5

6番目の写真はプロポリスの最高ランクに位置するプロポリスで、ミツバチが必要によって重点的に作られたもので、湿気があり柔らかく、アレクリンなどの有用な植物の成分を多く含む最高級・最高品質のプロポリスです。

Sランクのプロポリス原塊.6

ちなみに1番目のプロポリスと6番目のプロポリスの価格差は原料ベースで3倍以上もの開きがある為、それらが製品化して消費者に届く価格となるとそれ以上の価格差になってしまうのは当然のことです。

以上はあくまでも、ホームページやパンフレット、カタログなどからの表面上(一般的に一番良いものを掲載するはず)での判断のため、もちろん優良といわれているプロポリス業者の中にも下級ランクのプロポリスを使用している可能性があることは否定できません。


安価なプロポリスの正体は

俗に言う「価格破壊的」プロポリス(プロポリスの顔を持ったプロポリスエキス入り加工食品)は、下級ランクのプロポリスを使用するか、もしくは上級ランクのプロポリスを大量に薄めたり、二番煎じしたものを使用しなければ製造できないはずです。

二番煎じ(一度抽出された原塊をまた使う)された粗悪品や、飲み易くするために香料、甘味料、着色料などの添加物を多く含んだ、素材を無視したプロポリスは、果たして健康に良いものなのか疑問さえ感じます。

この他にもブラジル産以外では、日本産・中国産・オーストラリア産・ヨーロッパ産・北米産・ブレンド品(日本+中国、ブラジル+日本等)などがありますが、一般的に有用性は純正のブラジル産よりも劣るといわれています。価格もブラジル産より安価です。大手の場合、大量生産、大量販売をしなければ採算が合わないために、これらの原料を使用することは避けられないでしょう。


高品質なプロポリスを選ぶ為には

プロポリスは大自然の中の数種類の樹木の樹液などから、ミツバチ自身が必然性を求めて集めた「究極のレシピ」です。プロポリスの特性を十分理解した上での抽出法、製造技術が必要とされるのです。大量販売するために、薄めたり、添加物を加えたりするのはプロポリスの特性を損なうのです。この辺を十分理解した上でプロポリスをお選びになることをおすすめいたします。

健康のために長期に渡って飲むものなので、価格に惑わされず、良質のプロポリスを良く選んでからご購入いただくことを切に願います。

最後に、プロポリス販売業者やプロポリス製造メーカー等に、「原料の等級は何か」「使用している原料を見せてもらえるか」等の質問するのも一つの方法です。原料のことはあまり説明せず、「濃度」や「成分含有量」ばかりの説明となると、売る為だけのプロポリスであることも考えられます。それは、濃度や含有量等は原価にあまり影響がないからです。